当院には内視鏡が三種類あり、一般的な消化管用の内視鏡(8.8mm)の他、川田の小さい子用に動物の内視鏡(5.5mm)と膀胱や気管に入れられる 細径内視鏡(2.8mm)があります。

細径内視鏡(カールストルツ製)

気管支鏡
当院では、内科治療ではコントロールできない重度の気管虚脱に対して、気管ステント留置術を行なう準備をしております。
使用しているステントは、ニチノールという特殊合金で、気管によくなじみ刺激が少ないのが特徴です。
当院では患者様の大きさに合わせて使用できるように各種サイズを準備しております。


気管虚脱の中にはこの気管ステント留置を行なってはいけない場合もあり、しっかりとした検査が必要になりますので、気になる方はまず当院までご連絡下さい。
気管支・肺疾患を患ったときに気管支鏡下で行なう検査になります。
気管支に生理食塩水を注入し、洗浄後その食塩水を回収することによって気管支鏡すらも届かない病変部の状況を知ることができます。
この検査によって、慢性気管支炎や細菌性気管支肺炎および好酸球性気管支肺症などが診断できます。
当院では、急性および慢性的な咳、呼吸困難を主訴とする患者さんに対し行なっております。
実際の様子がこちら。



呼吸器に異常のでやすい『短頭種』。 もちろん鼻腔内や咽頭部の観察が必要になるケースもあります。
本症例は、臍ヘルニア整復時に飼い主様のご希望で鼻腔内の観察を行ないました。 今回使用したのは、細径タイプ(口径 2.8mm)です。
内視鏡を口からいれ、咽頭部の方から鼻腔内を観察しました。
慢性的にくしゃみ、鼻水がでているわんちゃんの鼻腔内観察および生検を行いました。
口から内視鏡をいれ、咽頭部、鼻腔内と進めていきます。
病変部です。血液の混じった粘性のある鼻汁。粘膜には炎症所見が確認できます。
この子は生検により鼻から出血しないよう、滅菌ブラシにて生検を行ないました。
呼吸様式がおかしく鼻がつまった様な呼吸になったマルチーズの鼻腔内観察および生検を行ないました。
今回は麻酔下にて口から5.5mmの内視鏡を、鼻から2.8mmの内視鏡をいれ、咽頭部および鼻腔内の観察の両方を行いました。


左が咽頭部の写真です。粘膜面も綺麗で異常はありません。
右が鼻腔内の写真です。写真の左側に発赤、右側には粘液性の過剰分泌物が確認されました。
現在、適切な治療により状態は安定しております。
当院では外科用X線診断装置(Cアーム)を導入しました。
Cアームは透視画像により手術技術補助や診断に活用することが出来ます。
ご飯を食べるとすぐに吐いてしまうとのことで来院されました。
問診をして食道の動きの問題であることが疑われたのでバリウムという造影剤を飲ませてCアームで撮影してみると・・・
上のような画像が得られました。
赤丸で囲われているところに黒い造影剤が溜まっているのが分かります。
この所見は巨大食道症という病気でみられます。
この症例は巨大食道症により食道が拡張し、赤丸のところに食べたもの・飲んだものが溜まって吐いてしまっていたのです。
夜眠る事ができないくらい咳がひどいとのことで来院。 Cアームで撮影すると、
頚部から胸腔内の気管が潰れ、虚脱している様子が分かります。
動的に評価する事で吸気、呼気の気管の状態をしっかりと把握することができます。
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