腹腔鏡下
避妊(不妊)手術

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腹腔鏡下 避妊(不妊)手術

腹腔鏡下避妊手術

腹腔鏡下避妊手術

腹腔鏡下避妊手術

腹腔鏡下避妊手術

腹腔鏡手術は、お腹の中に細長い筒(トロッカー)を挿入し細長いカメラと卵巣と子宮をつかむための鉗子という道具を入れて手術をすることをいいます。
従来の開腹手術と比べ傷口が小さい事と痛みが少なく当日に退院できます。
人では一般的な手術法になりますが、動物ではまだまだ普及はしていませんが、当院では15年以上前から腹腔鏡下で実施しており平均の手術時間(切開から卵巣摘出、縫合終了まで)は約15分ほどで終わるようになりました。
現在では開腹手術よりも安全で早いと感じています。
当院ではこのような高い技術で実施することが可能です。
手術を受けたわんちゃんやねこちゃんは当日に退院できます。

メリット デメリット
  • 傷口が小さい
  • 出血が少ない
  • 痛みが少ない
  • 臓器が乾かない
  • 卵巣子宮を体外にひっぱらない
  • 術後の回復が早い
  • 当日退院可能
*開腹手術では卵巣子宮を体外に引き出すことがかなり痛いと報告されている
  • 全身麻酔が必要
  • 特殊な技術が必要
  • 肺や心臓が悪いとできない
  • 高度な設備により費用が高くなる
  • 状況によって開腹になることもある
  • 軽度のヘルニアや皮下気腫
    (ほとんど経験はありません)

避妊手術の手順

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1.トロッカーを腹腔内に挿入していきます。

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2.お腹を炭酸ガスで膨らませます。

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3.基本3本トロッカーを入れて卵巣を摘出します。

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4.お腹の中はモニターで確認しながら操作します。

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5.超音波メスなどで卵巣を切除します。

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6.そのまま取り出します。子宮をとることも可能です。

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7.出血や肝臓、胆嚢に異常がないかどうかしっかりと確認。必要なら肝生検します。

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8.縫合して終了となります。腹腔鏡手術は痛みが少ないので当日退院となります。

避妊手術の症例

症例:犬 Mix 女の子 14歳

糖尿病の治療をしている高齢のわんちゃんです。

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写真のようにお腹に小さな穴をあけて、カメラを挿入し画面を見ながら手術を行います。

血糖値のコントロールも問題なく、元気に退院されました。
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傷口も非常に小さく、安全に手術を行うことができました。

症例:犬 チワワ 女の子 7ヶ月

7ヶ月の小さな女の子です。

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お腹に小さな穴を開けてとトロッカーを差込みます。

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卵巣をつかみ超音波メスで切り取ります。

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手術の傷も大変小さく、術後3時間でお水も飲んでいました。大変調子もよく、その日に退院しました。

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術後の様子。顔つきもとってもいいです。

症例:猫 女の子 6ヶ月

6ヶ月の小さな女の子です。

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この子は肝臓の数値が高かったため、肝臓の観察と生検を避妊手術と同時に実施しました。

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手術後の傷口です。肝臓の検査をしても避妊手術の傷跡と変わりません。
手術後も回復が早く、元気に退院していきました。

体の小さなわんちゃん・ねこちゃんでも安全に手術を行えます。

体格にもよりますが、ワンちゃんでは1.4 kg以上、猫ちゃんでは1.8 kg以上であれば腹腔鏡手術は可能です。
また、傷口が小さい事に加えて腹腔内臓器の観察・生検が同時に出来る事もメリットの一つです。
腹腔鏡での避妊手術をご希望の方は王子ペットクリニック迄ご相談ください。

糸を使わない手術始めました

新世代超音波手術システムSonoSurg

超音波メスを導入したことによって、手術の幅がグンと広がりました。
十分な凝固と素早い切開が可能となり、様々な手術に適応できます。
本院では特に去勢および避妊手術などに使用しており、糸を使わない手術ができるようになりました。
従来の術式では、血管を縛るために縫合糸を用いていました。
低い確率ですが、この縫合糸が体内に残ると異物反応を引き起こし、肉芽腫を形成してしまうことあります。
手術数年後に発症し、非常に厄介な病気です。超音波メスを用いることで、糸を使用しないで血管を切開する事ができるので、体内に縫合糸が残る事はなく、肉芽腫の形成を事前に防ぐことができるようになりました。

去勢手術or避妊手術で超音波メスの使用をご希望の方は、診察にて獣医師にお申し付け下さい。

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超音波装置の本体です。

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超音波メスです。

去勢手術にて超音波メスを使用

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超音波メスにて卵巣動静脈を凝固・切開中です。

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精巣側の切開ラインです。腹腔側の切開ラインです。出血は完全に止まっています。

避妊手術にて超音波メスを使用

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超音波メスにて卵巣動静脈を凝固・切開中です。

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切開後の出血はまったくありません。

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