腹腔鏡検査

腹腔鏡検査

最も多い腹腔鏡検査は、「肝臓」、「腎臓」、「膵臓」、「腫瘍」、などの生検(バイオプシー)です。

◆肝臓バイオプシー◆ 犬 13歳 男の子

半年前から肝酵素の上昇が見られており、徐々に食欲が落ちてきたワンちゃんの肝臓の超音波所見です。

肝臓バイオプシー

肝臓が全体的に粗雑になっており、滑らかさがなくなっていました。高齢なのでお腹を開けての肝臓のバイオプシーは負担がかかってしまう、負担をなるべく軽くしてあげたい、との飼い主様のご希望で当院の腹腔鏡下肝バイオプシーを実施しました。

肝臓バイオプシー

上の写真のようにトロッカーを挿入しカメラを挿入すると、右のように肝臓は瀰漫性に変色していました。
もうひとつトロッカーを挿入し、バイオプシー鉗子にて採材しました。
また肝硬変の可能性があったため、経脾的門脈造影も行ない、Cアームにて確認、異常がないことも確認致しました。

肝臓バイオプシー

もちろん傷口も…

肝臓バイオプシー

低侵襲です!
この子は『軽度肝硬変』と診断され、適切な内科療法により、元気に過ごしています。

◆肝臓バイオプシー◆ フェレット 5歳 男の子

◆腎臓バイオプシー◆ ネコ 2歳 男の子

ページトップへ